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英数理2 大学の特徴15

今回は「九州大学」について書いていきます。

九大医学部医学科といえば国公立大学医学部医学科で唯一面接がなかった大学です。そうです。過去形です。2020年度入試からついに面接試験が入ってきます。

東大理Ⅲが面接を復活させるときに他大学が面接を追加したり、点数化したり、要項の部分に「個別試験の点数に関わらず面接の結果で不合格にする場合もある」と文言を入れたりと変化がありました。その時に九州大学は「志望理由書」を追加しました。

それが今回は面接試験の実施です!

また、2018年度まで理科3科目必要だったのが、2019年度入試から理科2科目で受験可能になりました(物理・化学の縛りはあり)

 

では2次試験の配点見ていきます。英語200点、数学250点、理科250点、面接は点数化はされません。

 

英語は120分で大問5題です。長文読解が3題で和文英訳1題、自由英作1題に大体なっていて、長文の1つはエッセイや小説が出てきます。一部英問英答の問題があります。

 

数学は150分で大問5題です。各大問2〜4問の小問があり、誘導形式であること多いです。

出題頻度が高い分野は、微積分(数学III)、ベクトル、確率。このうち微積分とベクトルは比較的平易な問題が多く、取りこぼしできない。ただ、微積分に関しては最後の積分数値計算が煩雑なことが多く、諦めずに最後まで頑張りましょう!確率は、設定が複雑な問題がよく出題されるが、過去問をしっかりやっておけば十分対策になる。

 

物理は大問が3題である。大問1は力学、大問2は電磁気が出題される。大問3は波動、熱力学、原子物理のいずれかが出題される。 問題文が長いことが多く、慣れてないと面喰らうかもしれません。問題文は長いですがヒントが隠れていることが多いので読み落さないよう!

 

化学は大問は5つで、1〜3が理論・無機、4が有機、5が高分子。理論で特徴的なのが、化合物の電子式を聞くことが多い点である。代表的な化合物の電子式については書けるようにしておきたい。

 

面接は今年初めてなので、オーソドックスな質問になると思いますので最低限の志望理由などはしっかり考えておきましょう!

 

以上!ではまた次回!

英数理2 大学の特徴14

今回は四国の最後「高知大学」を書いていきたいと思います。10年ぐらい前は総合問題、その後、数学、理科2→現在はスタンダードな英数理2となっています。

 

総合問題の時は過去問以外対策するものがなかったのですが、最近はスタンダードになったので対策はしやすくなったと思います。

 

個別試験の配点ですが英語300点、数学300点、理科300点、面接100点です。

 

英語は120分で長文読解が3題と日本語の質問に英語で答える問題が1題です。2年前は文法と語彙の問題が大問1題分出題されていました。

問題の難易度は標準レベルです。

 

数学は120分で大問4題です。1題30分使える計算ですね。積分法は毎年出題されています。数列もよく出題されています。証明問題もあるので記述量が多くなります。

 

理科は2科目で120分です。

物理は大問3題で論述形式ですね。国公立大学の数学のように計算過程を書くことが基本となる解答形式なので、国公立大学の物理としては珍しい形式です。

大問1は例年力学から、大問3は電磁気から、そして大問2は波動、熱力学のいずれかから出題されています。

 

化学は大問6題です。実験手順の持つ意味や化学物質の性質の説明といった論述問題は、毎年必ず出されています。全体的な論述量が多いため、時間的な余裕はありません。

 

生物は大問4題です。解答は記号問題、語句問題、論述問題と大学入試生物として一般的な形式です。6、7の論述問題が出題されるので時間がタイトです。高知大学医学部の生物では細胞小器官、特にミトコンドリア葉緑体が多く出題されています。

 

面接は高知大学特有の家庭医道場などのことをしっかり答えることが重要です。

 

以上!ではまた次回に。

 

英数理2 大学の特徴13

今回は「愛媛大学」を書いていきます。

愛媛大学は2次試験で生物の問題が出題されませんので生物選択者は受験できませんので注意が必要です。前期の定員が40名と少し他の大学の医学部と比べると少なめです。

個別試験の配点は英語200点、数学200点、理科200点と面接が100点です。

 

英語は120分で長文2題です。長文の2題目は医系論文系の内容になっていますので、内容は難しいめです。アクセントや空欄補充も出てきます。

数字は120分で大問5題です。証明問題、確率、微分積分複素数平面などが頻出分野になっています。難易度は標準ですので、全完答も可能です。

理科は2科目で100分です。

物理は例年、大問1が力学、大問2が電磁気、大問3が波動、大問4が熱力学からの出題という傾向が続いています。
医学科は大問4つの中から2つを解くわけですが、どの大問を指定されるかは年度によって異なります。
難易度としては標準的な問題がほとんどです。苦手な分野で落とさないように満遍なくやる必要があります。

化学は、知識問題、計算問題、論述問題とバランス良く出題されています。
化学反応式や構造式を書く問題や、2~3行で説明しなさいという論述問題への対策をしておきましょう。
難易度としては基礎~標準レベルの問題が中心です。

 

面接は、面接シートを書く時間がある。内容はよくある「医学部を志望する理由」とか「理想とする医師像」等。一項目につき3~4行だが、記入する時間が短めなので前もって文章を考えておく必要がある。このシートの内容に沿って面接が行われるので、矛盾なく答えられるよう準備するといい。
県外出身者には「卒業したら愛媛に残る?」「愛媛ってどんなとこか知ってる?」って質問がよく問われる。

 

以上!ではまた次回に!

 

 

英数理2 大学の特徴12

今回は「香川大学」です。

 

2次試験の配点は英語200点、数学200点、理科200点、面接100点です。

 

英語は90分で大問3題です。内訳は長文読解が2題で英作が1題です。長文は700〜1000字ぐらいです。小問が長文1題につき8〜10問ぐらいと他の大学と比べて問題数が多いですね。

8割ぐらいは欲しいですね。問題数も多く、英作もあるので記述のスピードも求められます。

 

数学は90分で大問4題です。毎年、微分積分は出題されます。曲線や直線で囲まれた部分の面積や回転体の体積の求積はまず間違いなく出題されます。図形の性質も頻出ですが大体2年に1度出題されます。

 

理科は2科目で180分です。

物理は大問5題でその中から4題選択します。大問1:力学、大問2:電磁気、大問3:波動、大問4:熱力学、大問5:原子、という組み合わせです。

化学は大問5題で全て解答する方式です。計算問題が多いですが、理由説明を書かせるものが多いですね。

生物は植物の反応と調節、被子植物の配偶子形成が頻出分野です。

 

香川大学は討論と個人面接と両方あります。

集団討論 1グループ4~5人 15分
個人面接 前期5分ぐらい
面接官:前期4人 

討論は社会ネタがほとんどです。東京オリンピックについてや自然災害についてなど過去にはテーマになっています。

 

以上!ではまた次回!

英数理2 大学の特徴 11

今回は「広島大学」と「山口大学」です。

広島大学は後期の医学部医学科の定員が5名になって前期に定員が回って前期はより入りやすくなっています。後期の定員を減らしたい理由は後期で入学した学生は休学して次の年度に再受験して大阪大学京都大学の医学部医学科に合格して退学する人が多く、後期の枠を減らして広島大学に本当に入学したい受験生に受けて欲しいと前期に枠を回しました。

2次試験の配点は

A配点が英語300点、数学300点、理科1200点

B配点が英語600点、数学600点、理科600点

と2種類あり、定員の半分をA配点で残りをB配点で見てくれます。自分でA配点でとかB配点でとかの指定はできません。

センター900:2次1800と逆転が可能ではありますが、ある程度のセンターの得点率が必要です。

英語は120分で長文読解3題、英作2題です。特徴として要約が出題されます。慣れていないとできないので練習して添削までしてもらいましょう。

数学は標準ですので医学部医学科では差がつきにくいです。

理科は形式に慣れておけばしっかり高得点は取れる。医学部医学科は高得点での戦いになるので取りこぼしは命とりです。

2つ目「山口大学」です。理科が2科目になって2年目です。

2次試験の配点は英語200点、数学200点、理科200点で面接は点数化されません。

 

英語は長文読解2題、会話文1題です。 時間は120分です。長文の1つは小説や物語の1部になっているので慣れていないと少し読みにくいかもしれません。ただ、難易度は高くないので得点はしやすいです。

 

数学は開示結果を色々見ていると採点が厳しいので、合否は数学で決まっていることが多そうです。答案作成を丁寧にしてしっかり採点をしてもらえるように普段から練習しましょう。

 

理科は2科目で150分です。化学は高分子がよく出題されています。

難易度は物理、生物、化学ともに簡単ですので、しっかり高得点(8割)は確実に取りたいところです。

 

以上!ではまた次回に!

英数理2 大学の特徴10

今回は「鳥取大学」と「岡山大学」です。

まず、1つ目は「鳥取大学」です。2019年度入試は理科が2次試験に入って2年目でした。

個別試験の配点は英語200点、数学200点、理科200点、面接100点です。

 

英語は90分で長文読解2題、和文英訳1題、自由英作1題です。

問題はよくある国公立大学の英語です。過去問を解き終えたら他の地方国公立大学の英語を解くと対策になります。

 

数学は大問4題で試験時間は120分です。バランスよく色々出題されています。大体75%ぐらい取れればOKです。80%取れれば他の科目で少ししてもカバーできます。数Ⅲの分野からよく出題されます。

 

理科は2科目で180分です。レベルは標準なので取りこぼしがないようにしてください。

物理は4題出題され答のみを書かせる問題が多いため計算ミスには気をつけてください。

化学は5題出題され、計算問題では途中の導き出し過程も論述させるので丁寧に挑みましょう。

生物は4題出題され物理や化学より問題数が多いため時間配分には気をつけてください。

 

2つ目「岡山大学」です。2次試験の配点は英語400点、数学400点、理科400点、面接は点数化されません。センター900点:2次試験1200と逆転ができそうですが問題も標準よりやや易しく大逆転は厳しいですね。

 

英語は120分で長文読解2題、英作2題になっています。長文は文章量が多いため読解のスピードが求められます。英作は和文英訳2問と自由英作1問です。

 

数学は120分で大問4題です。大問1題で100点と取りこぼすと合格が厳しくなります。数Ⅲが少し難しめです。

 

理科は2科目で120分です。

物理は空欄補充問題が多いですね。

化学は大問4題で記述・論述問題が多いです。

生物は大問5題で論述問題や考察問題で差がつきます。

年度によっては生物選択者の合格者が少ないときもあるので、生物選択者は過去問を見て物理選択者に負けない点数を取る自信がない場合は避けた方がいいかもしれません。

 

以上!ではまた次回に。

英数理2 大学の特徴9

神戸大学」のみを書いていきます。

神戸大学」ですね。関西地区では人気の医学部ですね。都市にあり届きそうな医学部ということで人気です。

センターの配点が4年前から変更して文系科目が重視されなくなりました。文系科目が自信ない受験生は受験しやすくなったのですが、倍率は微減しています。理由は色々あるのですが、合格者のセンター得点率が91%ぐらいで、阪大の合格者のセンター得点率93%、得点率2%しか違わないのであれば両方考えていた人は阪大にも流れます。国語が苦手な学生は国語を圧縮してくれる大阪市立大学に逃げます。など色々神戸大学だけでなく周りも影響しています。

 

2次試験の配点は英語150点、数学150点、理科150点で、面接は点数化されません。問題レベルは易〜標準レベルで医学部医学科は高得点が求められます。

 

英語は長文読解3題に和文英訳/自由英作1題を80分で解きます。18年度の英語は長文で難しい単語が入ったものでした。

 

数学は120分で大問5問です。時間がありません。そして間違えられません!途中で計算ミスなどすると致命的ですので1回で正確に早く綺麗な答案作成を書く練習をしましょう!

 

理科ですが、120分で2科目です。物理は3題ですが、1題は電磁気がよく出題されます。物理は導出過程を問われる独特な問題です。

化学は60分で4題解く計算です。平衡の分野は東北大学の過去問で練習も可です。

生物は 大問4題です。100字程度のものが出題されますので書く練習が必要です。

 

面接は志望理由は一切聞かれない珍しい大学です。そのかわり医療ネタの質問を必ず聞かれるので医療記事のアンテナは張っておきましょう。

 

以上!ではまた次回に。