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過去問対策 3 私立大学過去問編

私立大学の過去問何年分も何回もこなしましょう!ってよく言う人が多いですがどうなんですかね…正直無駄な作業に近いです。

 

特に「何年分も」っていう部分です。作問をしている人はその大学の教授がほとんどです。何年も作っている教授もいると思いますが、長くて7年ぐらいです。ということは数年で傾向が変わっていきますので5年もやれば十分です。

 

正直、新しい年度の問題から3年分もやれば十分です。それで傾向と時間配分は問題ありません。国公立大学と違って1つだけを受験するわけではないので複数の大学を受験する場合、過去問を各大学10年分も解くと3大学受験する場合10年分解くことになります。国公立大学が第1志望の場合はそんな時間はありません。

 

まず、私立大学は受験希望とする大学の過去問を夏に入るまでに5年の傾向を調べましょう!

そして、夏の間に受験大学で出題される苦手分野をしっかりやって、本格的に私立大学の過去問をやるのは11月末頃から解き始めればOKです。

早く過去問をやっても「できない!」と凹んでいくだけです。解けるようになる11月末を目標にしていくことをお勧めします。

 

国公立大学と併願で私立大学を考えている人は、センターの過去問と私立大学の過去問をやる「バランス」も考えてやっていきましょう。

 

以上、私立大学編でした。

次回は模試のお話をしましょう、ではまた!

過去問対策 2

今回はセンター試験の過去問対策を書いていきます。あくまでも1例なので、それが絶対ではないので自分に合う合わないは各自で考えてください。

 

まず、解き始める時期ですが、科目によっても変わってきます。英語、国語は高3の夏頃から始めていきましょう。地歴公民も覚えたところから解いていきます。

数学、理科に関しては11月頃から始めて行くのが理想です。

英語と国語は基本的に1学期までの学校の授業レベルを理解していれば解けるはずなので、単語、熟語を並行しつつ解き慣れていきましょう。

数学、理科は時間配分が大事なので、解くというよりは形式に慣れることが大事になってきますが、確実に解くことの練習に徹するために過去問は後回しで大丈夫です。11月頃から時間配分などを慣れるように過去問を解いていきましょう!

 

どの科目もただ解いて解説を読むだけでは同じような間違いを繰り返すだけなのでケアレスミスこそなぜそんな間違いをしたのかを考えて次にミスをしない対策を考えながら復習するようにしていきます。

 

同じ問題は出ませんが、同じような問題は出ますので、そのために過去問をやる必要があります。がむしゃらにたくさん解けばいいというものではありませんので、勘違いしないようにしてください。

 

以上!また次回に。

過去問対策 1

よく保護者の方や受験生に質問されるのが「過去問はいつからやるべきですか?早くやることが大事とよく聞くのでが…」という内容です。

 

何の過去問なのかでやる時期は変わってきますし、内容も変わってきます。

 

国公立大学の過去問を解く時期はセンター後でいいです。過去問を見ることと研究は夏までに終えることは大事ですが、解く必要はセンター後まで不要です。

理由は、「過去問を早くからやって解けますか?」解けないのに解いても時間の無駄です。過去問研究は大事ですが未履修の分野や未完成の問題を解いてもわからないだけです。それを時間を使って解くことは労力の無駄です。

 

時間だけが受験生に平等に与えられているものです。その貴重な時間を無駄にするのは自ら合格を手放すのと同じです。

 

過去問を解く力をつけることがまず受験生がしないといけないことであって解けない過去問を解説を見てわかったふりをするほど無駄なことはありません。

国公立大学の過去問はそんな慌てなくてもセンター後1ヶ月でやり込めば十分ですので無駄な時間を過ごさないようにしましょう!

 

次回は、センター試験の過去問について書きますね。ではまた。

 

私立大学 医学部医学科 2

前回帝京大学が学費を下げてレベルが上がってきていることなどを書いたのでもう少し私立大学の話を続けます。

 

私立の倍率が変動するのは大きく3つです!

1つ目「学費」

2つ目「入試変更」

3つ目「入試日程」

 

1つ目「学費」の学費ですが、ここ5年ぐらいで学費がいろんな大学で下がったきています。それでもまだ、高いところの方が多いですが…

「年間150万減額」となると途端に倍率が上がります。

学費は保護者にとっては重要なところでもあるので学費が下がると人が集まってきます。

 

2つ目「入試変更」私立大学の場合はあまり入試科目が変更される事はないですが、あまり変更がない分変更した時の人気の増減は大きくなります。私立大学は面接の変更点が結構あったりしますので注意が必要です。

集団面接に変更したり討論面接になったりと変更があったりしますので変更点があるかを見ておく必要があります。

 

3つ目「入試日程」ですが、前回も少し触れましたが、どこと重複しているかもしくは、どこと日程が連続しているかどうかです。2次試験の重複はそこまで大きな影響はありませんが、1次試験の日程が重複は大きな影響があります。2年前に大阪医科大学関西医科大学が連続の日程になった時に両大学ともに志願者が減りました。これは受験層が被るので2日連続で受けにくいと判断した受験生が増えたからです。

 

私立大学は国公立大学とは変動の要因が微妙に違うので注意しましょう!

私立大学 医学部医学科

国公立大学の医学部医学科の話が続きましたのでブレイクで私立大学の医学部の話を今回は書きます。

 

私立大学は15年前よりどの大学もレベルは上がってきてています。あまり大学名を出したくはないですが、帝京大学の医学部は昔は入りやすい医学部で有名でしたが、最近はなかなか合格しにくくなってきています。数年前に学費が安くなり(と言っても他の私立大学と同じくらいですが…)受験しやすくなって倍率、レベルともに上がってきました。

 

東邦大学も学費を下げたことでレベルも上がってきています。

私立大学は学費を下げることで受験者が増えてレベルも上がっていきます。国公立大学にはない変動です。

 

最近では東北医科薬科大学国際医療福祉大学など新設の医科大学もできて少し私立大学の情勢も変わってきています。

新設の2大学は学費も安く人気があります。(東北医科薬科大学は条件がありますが)

この2大学が参入したことで入試日程が変更したり補欠の繰上げが回るスピードが変更してきたりも起こっています。

 

私立大学を受験する上でレベルや問題の相性も大事ですが、受験日程をどう組んでいくのかが合格を勝ち取る重要なポイントになります。

 

日程が重複する大学が多いとそれだけ医学部の志望者が分散しやすくなるので競争率も下がります。ただ被るだけではなくてレベル大学の所在地もよく見てどこが重複しているかを見極める必要があります。

 

如何に1次試験を突破して2次試験に進む確率を上げるかを考えましょう!受験しようと思えば10以上の大学を受験できますが、たくさん受ければ受かるというものでもありません。

力を出し切れる日程で可能性のある大学を選定することが合格への近道でもあります。

 

8月にはほぼ全部の私立大学の日程が出揃うのでよく日程を見てみてください。

 

今回はここまで。ではまた次回。

センター試験対策(共通テスト対策)

2020年度入試で最後を迎えるセンター試験。2021年度入試からは大学入学共通テスト。

何をしていけばいいでしょうか。

 

センター試験であれ、大学入学共通テストであれ、まずやる事は、高1から高2までの教科書レベルをしっかり理解することです!

 

当たり前のことですがこれが1番難しいかもしれませんね。センターでいえば少なくとも807/950点は欲しいですよね。ということはどの科目も80%は欲しいところです。

苦手科目も得意科目も全分野通して理解していないと80%は厳しい数字になってしまいます。

 

苦手科目、苦手分野から逃げない事が1番の近道です。そして問題形式と時間になれる事、各教科とも大問ごと時間配分を過去問で決めておく事。センター試験は時間が1番の敵になります。形式、時間になれるようにしておくことです。

 

大学入学共通テストは大きく変わりそうで実はそうでもありません。数学と国語で記述が、増えますがこれは、高校の定期考査でやっていますよね?それと変わりません。

怖がる必要はないです。マスコミが煽りすぎです 笑

英語の外部入試ももめていますが、国公立大学の要件は7月には出揃いそうですが、ほとんどの大学が様子見の状態ですからA2以上(高校卒業レベル)英検2級レベルなのでそこまで問題はありません。あえて言うのであれば2回しか受けれないとこでしょうか。

 

怖がる前に高校の教科書レベルをしっかりしておくこと、高3になって初めて英語外部入試を受けるのではなく、高1もしくは高2までに何回か経験しておくことです。

 

では、また次回に。

志望校の決め方 3

科目、配点を調べたらいよいよ過去問研究を始めてみましょう!

 

「過去問を何回も解く事が大事!」みたいに言う人もいますが、過去問の構成を調べる事が1番重要だと考えます。

 

過去問を見るポイントは3つです!

 

1つ目「試験時間」

2つ目「問題数と問題構成」

3つ目「出題分野」

 

1つ目「試験時間」ですが、各科目の試験時間がどれぐらいあるのかを調べることです。

試験時間は大体60分〜120分ぐらいだと思いますが科目にもよって違います。その時間が自分にとって長いのか短いのかを把握するために次の問題数と照らし合わせ見ていきます。

 

2つ目「問題数と問題構成」は1つ目で触れたようにまず、問題数を見ていきます。大問が何問あって試験時間がどれくらいなのか?これが解ききれる量なのか?

次は問題構成です。英語であれば長文の数や量、英作文の文字数…どんな構成なのかを知る事で対策も変わってきます。

 

3つ目「出題分野」ですが、主に数学と理科になります。どの分野が毎年出ていて、隔年で出ているのか、10年で1度も出題されていない分野はどれか?これを過去問で調べてみてください。自分が苦手な分野が毎年出ている場合は早めにからその分野の苦手克服に時間を費やすことができます。

 

過去問は闇雲に解いても何も意味がありません。まず、上記であげた3つを調べてみてください。過去問は大学の方針です。出題傾向が大きく変わる時もありますが、傾向が急に変更したとしてもそれは受験生全員が平等なので本番当日にいかに冷静で入れるかが合否を分けます!

 

では、また次回に。